笹倉慎介と森は生きているが融合した“必然のサウンド” (1/3) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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笹倉慎介と森は生きているが融合した“必然のサウンド”

連載「知新音故」

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小倉エージ週刊朝日#小倉エージ

笹倉慎介と森は生きているの元メンバーらが結成したOLD DAYS TAILOR

笹倉慎介と森は生きているの元メンバーらが結成したOLD DAYS TAILOR

6月に発売されて話題の『オールド・デイズ・テーラー』(P―VINE PCD―25258)

6月に発売されて話題の『オールド・デイズ・テーラー』(P―VINE PCD―25258)

 シンガー・ソングライターの笹倉慎介が新たに結成したOLD DAYS TAILOR(オールド・デイズ・テーラー)のファースト・アルバムが心地いい。1970年代のシンガー・ソングライターや日本語のロックをルーツにした、ナチュラルでアコースティックなサウンド。笹倉の弾き語りに寄り添う演奏が、懐かしさや爽快感を醸し出している。

【アルバム『オールド・デイズ・テーラー』のジャケットはこちら】

 笹倉は81年、静岡県富士宮市生まれ。父親は直木賞作家の笹倉明。高校時代にギターと出会い、大瀧詠一、ニール・ヤング、バッファロー・スプリングフィールド、はっぴいえんどに傾倒した。

 バンド活動を経てソロとなり、2006年、ハイドパーク・ミュージック・フェスティバルをきっかけに埼玉県入間市の米軍ハウスに入居し、プライベート・スタジオを設立。コーヒー店も開業した。

 そのころに制作したデモ・テープが音楽プロデューサー鈴木惣一朗の耳にとまり、アルバム『Rocking Chair Girl』(08年)でデビューした。NHK Eテレの『2355』で「小さな恋の物語」(11年)、「顕微鏡で覗く世界」(12年)の歌を担当。セカンド・アルバム『Spring Has Come』はマニアックなファンに注目された。弾き語りアルバム『TIME STREAM season1、season2』も発表している。

 OLD DAYS TAILORは、笹倉を含めて計7人で構成。ギターの岡田拓郎、キーボードの谷口雄、ドラムスの増村和彦の3人は、解散した森は生きているの元メンバーだ。ベースは笹倉との付き合いが長く、細野晴臣のバックでも知られる伊賀航。コーラスには濱口ちな。かつて本欄で紹介したシンガー・ソングライターの優河も参加している。

 14年に笹倉慎介with森は生きている名義でシングル「抱きしめたい/風にあわせて」を出したとき、すでにバンド結成の話が浮かんでいたが、当時は実現には至らなかった。後に笹倉がシングル「晴耕雨読」を制作する際、解散した森は生きているの3人を呼び寄せた。その一連の流れが、今回のアルバム制作につながったという。


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