島津容疑者の親族はこう話す。

「昔から両親とは折り合いが悪く、中学くらいになると家庭内暴力が頻繁にあって何度も家にパトカーが駆けつけていた。お母さんの顔が腫れたり、島津容疑者は警察から羽交い締めにされ、とめられたりしていた。両親は家庭内暴力から逃れるため、知人宅に逃げたこともあった。高校は行かず、バイトなどをし、18歳で自衛隊に入った。これでちゃんとした社会人になってくれたらと家族は喜んでいたが、自衛隊でも人を殴り、辞めざるを得なくなったそうです。お父さんもガッカリしていた」

 島津容疑者は中学時代から、周囲から孤立していたと証言するのは同級生だ。

「いつもポツンと一人という感じで存在感がないタイプで、中学2年ぐらいで不登校になった。軽く冗談を言われたぐらいでも急にブチ切れて同級生に殴りかかっていた。お父さんはPTA役員などもやっていて、キチンとした人だった」

 本人はこれからどんな動機を語るのか。(本誌・今西憲之)

※週刊朝日 2018年7月13日号