東海道新幹線殺傷 被害者友人が怒る「Mr.サンデー」の心ない報道 (2/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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東海道新幹線殺傷 被害者友人が怒る「Mr.サンデー」の心ない報道

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野島茂朗週刊朝日
事件当日、JR小田原駅は捜査員が出入りし、物々しい様子だった (c)朝日新聞社

事件当日、JR小田原駅は捜査員が出入りし、物々しい様子だった (c)朝日新聞社

 前出の女性は「梅ちゃんは背が高く、スポーツマンだから、体力に自信があったかもしれない。1人で勇敢に立ち向かった梅ちゃんの素顔を知らない、無責任な批判はいりません。彼がいなかったら、被害はもっと拡大したと思いました」

 番組内容に対し、フジテレビは「リポーターは『立ち向かうという勇敢な行動を取った方が、逆上した容疑者に凄惨な方法で殺害される最悪の事態となった』という趣旨で、『最悪の事態を招いた』とお伝えしてしまいました。言葉が足りない不適切な表現だったと深く反省しております」と回答した。

 亡くなった梅田さんの遺族は、代理人の弁護士を通じ、「突然、家族を奪われたこの悲しみは、言葉では言い尽くせません。今は、そっとしておいてもらいたいです」とのコメントを公表。けがをした女性(26)も弁護士を通じ、「助けていただき、亡くなられた方には申し訳ない気持ちでいっぱいです。ご冥福を心よりお祈りします」とのコメントを出した。

 梅田さんは外資系企業に勤務し、人望が厚かったとも報じられている。優秀な人材の不遇な死は、新幹線内の安全警備に一石を投じた。JR東海は警備員を配置する方向性を発表するが、緊急時の乗客との協力態勢を整える契機となるかもしれない。(野島茂朗)

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