「清宮は1999年の5月25日生まれで、その年の4月7日に松坂はプロデビューして155キロを投げ、5月16日にオリックスのイチローと対戦して『自信が確信に……』という名言を残しました。約10日後に清宮が生まれたわけです。そんな2人が19年後、同じ舞台に立って対決すると考えただけでワクワクするじゃないですか」(前出デスク)

 打率が1割7分2厘(5月25日現在)まで落ち込んだ清宮が球宴に選ばれるか。低打率でファン投票選出、となったら格好が悪い。ま、それはそれとして夢の球宴の話である。松坂対清宮が実現したら……。

「松坂の性格からして、初球はおそらく真っすぐ。直近の松坂のストレートはMAX142キロで、打者からすれば打ちごろです。初球か2球目の真っすぐを右越え本塁打、平成最後の球宴で怪物松坂に引導を渡す……そんなドラマチックな展開になるかもしれません」(同)

「松坂は真っすぐかカットボールを投げるでしょう。三振かホームランかという勝負をしてほしいですね。今の清宮なら松坂が抑えられそうだし、打たれても痛々しくないし、抑えたら松坂世代以上のオヤジたちに大きな勇気を与えることになりますよ」(前出記者)

(本誌・黒田朔)

週刊朝日 2018年6月8日号