被害者への謝罪を却下した内田監督の卑劣 日大加害選手の“懺悔”会見全文(上)

週刊朝日#日大
多数のメディアに囲まれながら、新事実を話す宮川泰介選手(撮影/写真部・大野洋介)
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多数のメディアに囲まれながら、新事実...

 アメリカンフットボールの定期戦での悪質なタックルで関学大の選手を負傷させた日大の宮川泰介選手(20)が22日、都内の日本記者クラブで会見した。

【写真】たくさんの記者に囲まれながらも、新事実を説明する宮川選手

 弁護士とともに丸刈り頭のスーツ姿で記者団の前に現れたた宮川選手は終始、硬い表情のまま。冒頭、関学大の被害選手に向けて「大きな被害と多大な迷惑をかけたことを深く反省しております」と深々と頭を下げた。そして、問題となった試合の数日前に「やる気が足りない」などとして練習から外された後、コーチから「相手のクオーターバックを1プレー目で潰せ」などと言われたという。

 内田正人監督に試合当日、「潰しにいくから(試合で)使って下さい」と申し出たところ、「やらないと意味がないぞ」と言われ、コーチからも「できませんでは済まされない。分かってるな」と念を押されたという。

 選手の代理人弁護士が会見の冒頭で説明した内容は以下のとおり。

* * *
代理人の西畠正弁護士:私、ご本人から、それからご本人のご両親から、本件の様々な折衝、解決について委任を受けております弁護士の西畠正と申します。

 同じく、横におりますのが、薬師寺孝亮弁護士です。二人で担当させていただいております。

 それでは着席させていただきます。まず、冒頭ですが、このような形でご本人が、いわゆる顔出し、要旨の撮影をあえて受けてお話をするということは、異例かと思います。特に、さきほど司会の方がおっしゃったように、二十歳を過ぎたばかりの、いわば未成年に近いような方が、顔を出すことについてのリスクは私どもずいぶん承知をしておりますし、ご両親ご本人にもお話をいたしました。

 しかし、ご本人、ご両親とも、この会見が事実について詳らかにするだけではなくて、むしろ被害者、被害選手とそのご家族、それから関西学院大学アメリカンフットボールチームに対する謝罪の意味が強いという捉え方をしていますので、一言で言うと、顔を出さない謝罪はないだろうと。顔を出さなくて何が謝罪だろうということを考えて、あえて撮影を受けることにいたしました。


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事実を明らかにするのが謝罪の第一歩

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