鈴木おさむ、経営していたちゃんこ店を閉店 その理由は… (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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鈴木おさむ、経営していたちゃんこ店を閉店 その理由は…

連載「1970年生まれの団ジュニたちへ」

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鈴木おさむ/放送作家。1972年生まれ。高校時代に放送作家を志し、19歳で放送作家デビュー。多数の人気バラエティーの構成を手掛けるほか、映画・ドラマの脚本、エッセイや小説の執筆、ラジオパーソナリティー、舞台の作・演出など多岐にわたり活躍

鈴木おさむ/放送作家。1972年生まれ。高校時代に放送作家を志し、19歳で放送作家デビュー。多数の人気バラエティーの構成を手掛けるほか、映画・ドラマの脚本、エッセイや小説の執筆、ラジオパーソナリティー、舞台の作・演出など多岐にわたり活躍

「ちゃんこ屋 鈴木ちゃん」

「ちゃんこ屋 鈴木ちゃん」

 僕は2012年に中目黒の駅の近くに「ちゃんこ屋鈴木ちゃん」というちゃんこ屋さんを開店し、5年半たち、先日、お店を閉店しました。この5年半の間に、近くの飲食店は6~7割変わっていった気がします。脱サラして飲食店をやりたいとかいう人も多いですが、5年半経営してみて、改めて飲食店を経営することがどれだけ難しいかわかりました。

【「ちゃんこ屋 鈴木ちゃん」の写真はこちら】

 うちの店は3階建ての構造。しかも1階はカウンターだけ。まずこれだけで3階分の人件費がかかります。1フロアで同じ広さがあるよりも、2倍以上かかります。家賃が中目黒の駅近くで90万ちょっとというかなりの高さ。黒字にしていくには、毎月600万~700万売り上げていかなきゃいけません。これってとんでもなく大変なことです。社員も4人いたのですが、元々、辞めた力士の方たちに希望を持たせたいという思いで始まったので、給料はそんなに悪くなかったと思います。いろいろなお店に聞くと、この人件費をどれだけ抑えられるかがポイントです。知り合い同士でお店をやるとうまくいかない人も多いですが、給料を決めるときに、どうしてもそこに「情」が出てしまう。僕はここに対してなかなかシビアになれなかったところ。

 当たり前ですが飲食店として何をするかはとても大事です。うちは「ちゃんこ屋」さんでしたが、ぶっちゃけ申しますと、5月から8月の間はとんでもなく売り上げがしんどいです。夏の間に日本人がこれだけ鍋を食べないなんて思いませんでした。鍋屋はとにかく冬の間にとことん稼いで、夏は閉めてしまう店もあるとか。ということは、毎月600万~700万稼がなきゃいけない。11月から3月の間に、毎月1千万以上稼がないといけません。うちの店が1千万を超えていたのは12月くらいでした。年間通して圧倒的な赤字。日本人は季節と暦で舌が変わっていくのだなと痛感しました。季節であまり揺れ動かないものとなると「焼き肉」ですが、焼き肉屋さん、本当に多いですよね。名店ひしめく中で焼き肉屋さんをやるなんて、炎の中に飛び込むようなものだと、今は思える。


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