「愚痴を言うだけの患者が多い」 現役医師調査でわかった「やりがい」と「悩み」

 医学部人気が続いている。医師は「不況に強い」「高収入」などのイメージが定着しているようだが、実際、現役医師はどのように考えているのだろうか。医学部志望生向けのAERAムック『AERA Premium 医者・医学部がわかる2018』では、医師専用コミュニティーサイト「MedPeer(メドピア)」の協力を得て、現役医師507人にアンケートを実施。医師としての仕事のやりがいや悩みを尋ねた。

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 医師の仕事は、患者の病状の改善など「結果」が目に見える。目の前の患者が元気になって退院するとき、患者や遺族に感謝されるとき、研究で成果が出たときなど、やりがいを感じる瞬間がたくさんある。一方で、人を相手にする仕事なので、人間関係のトラブル、仕事と家庭の両立などの悩みも尽きない。

 一方、医師は診療のほかに雑用も多く、家庭との両立に悩むことも少なくない。開業医は病院運営にも注力しなくてはならない。さらに、対応に苦労する医療スタッフや患者らとの人間関係にも疲弊する。たくさんの治療法から、どの方法を選ぶか考え、患者にきちんと説明する必要がある。ベストを尽くしたのに訴えられることも。

「最終的には無罪になりましたが、手術をした患者さんから医療訴訟を起こされたときには、かなりのストレスでしたね」(整形外科医)

 悩みは千差万別。だが、医師にはそれらを超えるやりがいがある。今回の調査では、現役医師からさまざまな声が届いた。

■どんなことに「仕事のやりがい」を感じる?
「患者様が元気に退院するのを見送りするとき」(外科・勤務・50 代・男性)
「他の人にはできない手技ができる」(放射線科・勤務・40 代・男性)
「新しいエビデンスの発見」(内科・勤務・40 代・男性)
「緩和ケアはやりがいがあります」(放射線科・勤務・50 代・男性)
「英文原著論文がアクセプトされたとき」(小児科・勤務・50 代・男性)

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