ミッツ・マングローブ「若手俳優のあるべき姿を帰納する竹内涼真の自意識」 (2/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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ミッツ・マングローブ「若手俳優のあるべき姿を帰納する竹内涼真の自意識」

連載「アイドルを性せ!」

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ミッツ・マングローブ/1975年、横浜市生まれ。慶應義塾大学卒業後、英国留学を経て2000年にドラァグクイーンとしてデビュー。現在「スポーツ酒場~語り亭~」「5時に夢中!」などのテレビ番組に出演中。音楽ユニット「星屑スキャット」としても活動する

ミッツ・マングローブ/1975年、横浜市生まれ。慶應義塾大学卒業後、英国留学を経て2000年にドラァグクイーンとしてデビュー。現在「スポーツ酒場~語り亭~」「5時に夢中!」などのテレビ番組に出演中。音楽ユニット「星屑スキャット」としても活動する

どこを切っても何をやっても竹内涼真(※写真はイメージ)

どこを切っても何をやっても竹内涼真(※写真はイメージ)

 しかし今はどうでしょう。スマホの呼び出し音に合わせて完璧な踊りを披露する桐谷健太さんや鈴木福くん、突然奇声を発し芸人顔負けのドヤ顔をする柳楽優弥さん、ギリギリセーフの変顔をセルフコントロールする高畑充希さん。彼らは皆、『CMにおける役者』の労働偏差値を逸脱しています。なんと言うか可愛げがない。むしろ紳士服を着てもダンスすることしかできないガンちゃんこと岩田剛典(from EXILE TRIBE)の方がほのぼのするってものです。以前この連載で「早くから『役者面』する若手俳優が増えると、役者業界は小栗旬だらけになる」と書いたことがありますが、昨今のCM事情を見る限り「みんな竹中直人になれるとでも思っているのか?」という勢いで、ちょっと心配になります。

 そんな中、救世主のごとく圧倒的な『金太郎飴』感を炸裂させているのが竹内涼真くんです。どこを切っても何をやっても竹内涼真という安定感。やはりアイドルはこうでなくっちゃ。味わいや趣なんてものは30過ぎてからで大丈夫! 今はただひたすらその自意識だけを武器に消費欲を煽ればよいのです。現在出演しているメナード薬用ビューネのCMが特にすばらしい。女子の顔を両手で挟み「こっち向いて」をするのですが、その強引さが尋常じゃなく、観る度にヒヤッとします。竹内涼真、かなりのSっぷりを垣間見せる大サービスです。だけど全然『巧く』ない。どちらかというと『臭い』。だけど、それが肝。竹内涼真、まさにスター街道まっしぐら!

週刊朝日2018年4月13日号


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ミッツ・マングローブ/1975年、横浜市生まれ。慶應義塾大学卒業後、英国留学を経て2000年にドラァグクイーンとしてデビュー。現在「スポーツ酒場~語り亭~」「5時に夢中!」などのテレビ番組に出演中。音楽ユニット「星屑スキャット」としても活動する

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