東京都は、期限を区切って各校の実績を検証しながら指定を続けている。難関国立大(東大、京大、東工大、一橋大、国公立大医学部医学科)の現役合格者15人以上、などの基準がある。先に紹介した7校が昨年夏、18年度から5年間の重点校に引き続き選ばれた。

 進学面で都立高校ベスト7とも言える、重点校の合格実績をまとめたのがグラフ2(週刊朝日2018年4月13日号「全国2375高校主要大学合格者数総覧」から作成)。日比谷が頭一つ抜け出ている。東大志向の強い日比谷に対し、西は京大合格者が多いなど、志望傾向の違いもみられる。7校ともに18年の実績は堅調だった。

 東京都は重点校に次ぐ高校として、進学指導特別推進校7校と、進学指導推進校13校も昨夏に以下の通り指定している。

【進学指導特別推進校】
小山台、駒場、新宿、町田、国分寺、国際、小松川

【進学指導推進校】
三田、豊多摩、竹早、北園、墨田川、城東、武蔵野北、小金井北、江北、江戸川、日野台、調布北、多摩科学技術

(本誌・中川透)

※週刊朝日 オンライン限定記事