自殺した近畿財務局職員は「混合性抑うつ不安反応」 森友担当で100時間残業も (2/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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自殺した近畿財務局職員は「混合性抑うつ不安反応」 森友担当で100時間残業も

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上田耕司週刊朝日#安倍政権#森友問題
麻生太郎副総理兼財務相(左)と佐川宣寿 財務省前理財局長 (c)朝日新聞社

麻生太郎副総理兼財務相(左)と佐川宣寿 財務省前理財局長 (c)朝日新聞社

財務省が14の決裁文書を書き換えていたことを認めた調査報告書

財務省が14の決裁文書を書き換えていたことを認めた調査報告書

「まじめで責任感が強い場合、自分のこれまでの価値観がひっくり返るようなことが起こると、自分自身が揺らぐような事態になる。まじめな分、余計に罪悪感にさいなまれ、ものすごく気分も落ち込むし、不安感も強くなりやすい」

 遺書があったと報道されたが、遺書を残すということはどういう意味があるのか。

「復讐の意味合いがあります。いじめられて自殺した子が遺書を残すじゃないですか。それはなぜ残すかというと、自分をいじめた人たちに、罰を与えることを期待して遺書に託すんです」(前出・片田氏)

 ただ、遺書はもう燃やしてしまったのではないかという説も出ている。

「奥さんとは連絡が取れない。一番ショックを受けているのではないか。料理がうまく、やさしい人。Aは仕事ばかりだったので、普通のことはあまりできない。だから、奥さんがいつも支えてくれていた」

 麻生太郎副総理兼財務相は12日の記者会見で「進退については考えていません」と否定した。

 そして昭恵夫人ら複数の政治家の名前を文書から削除した責任を「書き換えのトップはその時の担当者で、そんな偉い所じゃないが、最終的な決裁として(9日に辞任した国税庁長官の)佐川が理財局長だったから、その意味で理財局長となろうと思う」と押し付けた格好だ。親族はこう憤る。

「汚い仕事をなぜ、Aにやらせたのか。それは誰が何の目的で命令していたのか。書き換えの命令系統を明らかにしてほしい。本人の死を無駄にして欲しくない」

 すべてを明るみに出すのが、命を絶ったAさんに対するせめてもの供養ではないか。

(本誌・上田耕司)

※週刊朝日オンライン限定記事


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