女子初の金メダル!小平奈緒の”F1”滑りの原動力となった解剖学って?清水宏保が解説 (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

AERA dot.

女子初の金メダル!小平奈緒の”F1”滑りの原動力となった解剖学って?清水宏保が解説

このエントリーをはてなブックマークに追加
亀井洋志週刊朝日#平昌五輪

銀メダルを獲得した小平奈緒 (c)朝日新聞社

銀メダルを獲得した小平奈緒 (c)朝日新聞社

 31歳にして進化を続ける小平奈緒。2月18日に行われたスピードスケート女子500メートルで36秒94というオリンピックレコードをたたき出し、日本女子では史上初の金メダルを見事、獲得した。

 銀メダルを獲得した1000メートルに続く快挙。悲願の金を獲得した小平は嬉しさを爆発させ、こう語った。

「ああ~、もう周りが何も見えないぐらいすごい嬉しいです。(金メダルは)考えないようにしていたんですけど、報われました。最初から集中し、自分の持ち味を出し切れ、躍動感あふれるレースができました」

 スポーツライターの折山淑美さんがその強さをこう語る。

「500メートルに関しては絶対の自信を持っていたはずです。1000、1500メートルは、レース設定やペース配分が重要ですが、500メートルはそうしたことを考える必要がない。実力がストレートに出るから、鉄板のレースでした」

 小平は1000メートルで無念の13位に終わった2014年のソチ五輪後、スケート大国のオランダに留学。フォーム変更に着手する。前傾姿勢だった上半身を起こし、下半身は股関節を下げ重心を低くした。長野五輪男子スピードスケート金メダリストの清水宏保さんは、その効果をこう解説する。

「後加重で低重心。セダンではなく、後ろにエンジンがあり低重心のF1マシンのようなイメージです。そうすることで、踵からつま先までしっかり足裏を使えるスケーティングになり、カーブワークも安定する」

 スケートのブレードは刀の刃先のように反っている。前傾姿勢だとブレードの先端部分が氷に食い込みブレーキがかかってしまうが、上半身を起こすことで防げると清水さんは指摘する。


トップにもどる 週刊朝日記事一覧

続きを読む

関連記事関連記事

このエントリーをはてなブックマークに追加
あわせて読みたい あわせて読みたい