定年後もタイ・ホアヒンでゴルフを楽しむことだろう(片岡操さん提供)
定年後もタイ・ホアヒンでゴルフを楽しむことだろう(片岡操さん提供)

 100歳時代が到来する。長寿社会をせっかく生きるのだから、老いることを悲観しなければ、人生の下り坂の向こう側にも「輝き」が見つけられるはず。本誌編集部は40~60代を中心とした100人にアンケートをし、未来図を描いてもらった。そこから生き方のコツを探してみたい。

【図】100人に聞いた 人生でやり残したこと

「もらえる時間も使える時間も同じ。やるかやらないかの違いじゃないだろうか」

 定年を前にする広告会社「アサツーディ・ケイ」勤務の片岡操さん(59)は、常々かけられてきた上司の言葉が定年後も生きてくると感じている。それは「段取りが命」。

「段取りがなければ、何も成就しないと思う」

 老後は南の島で過ごす夢を描いていた片岡さんはタイの海沿いのリゾート物件を購入。眺める海は美しく、セキュリティーも問題ない。大好きなゴルフを堪能できる。ゴルフは50歳のとき、夫婦でできる老後の趣味として始めた。

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