後輩A「来年はプレッシャーかかりますねぇ~」
私「そう?」
A「だって続けて大賞獲らなきゃ、ちょっと尻すぼみじゃないですか。△△兄さんは一度大賞獲ったら、辞退してましたよ」
私「……早く言えよ。辞退できるのかよ!」
翌年度、奇跡的に2度目の大賞を頂きました。自慢じゃありません。こっちだって必死。担当者が「誠におめでとうございます! ついては来年度も……」。
私「いやいや(汗)、もうもう」担当者「キリよく3連覇! 3連覇は、今まで□□師匠しかいません。ぜひそれに並んで!」
私「……むう……」
人間、色気を出すとろくなことがない。翌年度は金賞でした。銀→大賞→大賞→金といういびつな受賞歴に。本当は賞にあたわずなところ、「まぁ仕方なく『金』やっとこか」みたいなかんじ。この『金』についてはいらぬ深読みをしてしまいます。
さっき私のHPを見たらプロフィルには『金賞』が書かれていません。管理人が『尻すぼみ感』を気にしてあえて記載しなかったのでしょうか? 私としては過去の反省材料として、むしろ書いといてほしいぐらいです。なにが反省って「断るべき時にはちゃんと断る勇気を持つ」ってこと。ちなみに会の担当者は、4年目の続投については聞いてきませんでした。なんだかなぁ。
※週刊朝日 2018年2月9日号