Qストレス解消ウェア?

 着用によりストレスを解消する「リカバリードッグウェア」が注目されている。粒子状の鉱物を練り込んだポリエステル繊維を使用し、微弱な電磁波が血流促進などに有効だという。利用者からは「免疫力が下がり、おなかを温めるために着用させたら、一回も起きず朝までぐっすり眠るようになった」といった声が寄せられているという。

Qアロママッサージ?

 愛犬を抱きかかえながらの「ドッグヨガ」もあれば、トリミングサロンでのアロママッサージや泥パックも珍しくない。11月に都内で開催された「たまペット」に出店した、ハーブやアロマの専門店「カリス成城」は、犬の目元ケア用のハーブを販売。涙やけが気になるペットに良さそうだった。

Qペットとシェアハウス?

 空き家を改装してペットと暮らす住環境を提案する「HOUSE−ZOO」代表の田中宗樹さんは、飼い主のいないペットと、独居老人が同居することによる「孤独」の解消を目指す。ペット共生のシェアハウスを7年間で15棟建てた。

 記者の娘(ほえ癖と犬見知りがひどい)が週2回通う「BUDDYS」(東京都世田谷区)のマネジャー青山富貴子さんは、米国から帰国して2年。約9年のペットケアキャリアの持ち主だ。米国仕込みのペットケアを求め、バイリンガルドッグの飼い主らも集まる。犬は言葉より音に強く反応するから、帰国子女の犬に日本語なまりの英語は避けたいようだ。青山さんに、米国のドッグケア事情を聞いて驚いた。米国ではスタッフがペットといちゃいちゃするオプションサービス「カドルタイム」をリクエストする飼い主も多く、さらには食事タイムには、ランチョンマットを敷いて御膳風にして出すように指示する飼い主も。嗚呼(ああ)お犬さま、おさま。果てしなく続く、彼らへの愛情。そしてお金。とほほほほ。(本誌・大崎百紀)

週刊朝日 2017年12月29日号