仲良し6匹!
仲良し6匹!

「ねぇ見て、うちの娘」。写真をのぞき込んで「なんだぁ、犬じゃない」なんて言ったらアウト! お犬さま、おさまにかける飼い主のほとばしる情熱を甘く見てはいけない。保育園や介護と、手間やお金をかけても惜しくない存在なのだから。お犬さま、お猫さまに関する10のQ&Aをお届け!

Q保育園があるの?

 川崎市のペットサロン「ちゃめごろう」の犬の保育園では、しつけやトレーニング、昼寝、散歩、プレータイムなどのプログラムをこなす。送迎が難しい保護者(飼い主)は鍵を預けて自宅送迎サービスを利用する。入園時には、通園バッグ(お散歩バッグ)や通園連絡ノートなどがつくが、これが魅力的。保育園側のコメントは細かく、「今日も●●ちゃんと一緒だったのね」と、保護者は連絡帳の写真を見て楽しむのだ。保育園の月額料金は週2回コースが4万800円。週5回は8万4千円。ホテルサービスもあり、取材時は猫が毛布で覆われたケージの中でじっとしていた。

Qシッターがお世話?

「麻布PET」では、プロのペットシッターが、依頼に合わせた時間帯にペット宅を訪れて、ごはんを与えたり、一緒に遊んだりする。40分(犬は3200円+交通費)で、1日に2回、食事の時間に合わせて、というコースの利用が多いようだが、シッターがそのまま宿泊する、宿泊シッターサービス(1泊2万5千円)もある。スマホ対応のカメラや、シッターの入退室を管理するGPSシステムを導入するなど、セキュリティー対策も万全。特に猫は人よりも場所になじむ生きもの。シッターを呼んで面倒をみてもらいたい飼い主が多いようだ。

Q介護ホームに入所?

 その麻布PETでは、2年ほど前、代々木公園店で、半年間介護した犬(20歳)をスタッフらが見送った。最期の時間を一緒に過ごし、世話をするスタッフらとの交流で、飼い主の悲しみが緩和されたようだ。

Q葬儀はどうなるの?

 ペットロスは想像以上に尾を引く。東京都八王子市にあるフランセス・メモリアルは、聖堂や納骨堂もあるペット専用のセレモニーホール。運営する「こころ音」副社長の中迎孝輝さんはこう話す。

「ペットとのお別れなんてみんな触れたくない。でも一番大切なこと。葬儀をしないと次に進めないから」

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