富岡八幡宮の姉弟の骨肉の争い 日本刀に込められた怨念 (2/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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富岡八幡宮の姉弟の骨肉の争い 日本刀に込められた怨念

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亀井洋志週刊朝日
4人の男女が死傷する事件があった東京都江東区の富岡八幡宮 (c)朝日新聞社

4人の男女が死傷する事件があった東京都江東区の富岡八幡宮 (c)朝日新聞社

 一方で、金銭トラブルなども付きまとう。近所の商店主が呆れた口調で言う。

「やんちゃな性格でケンカっ早い。金遣いが荒く、生活は派手。神社のお金を持ち出して銀座や錦糸町のクラブで飲み歩く。宮司にあるまじき行為ですが、さらにラスベガスのカジノでの使い込みも発覚したのです」

 茂永容疑者は2001年解任され、先代の父が再び宮司に就任した。八幡宮の関係者は「宮司をクビにされたことを恨んでいた」という。

 茂永容疑者は06年、「積年の恨み」などと書いたはがき2枚を富岡さんに送りつけ、警視庁に脅迫容疑で逮捕されている。

 10年、父が高齢で退任すると、八幡宮は全国の神社を統括する神社本庁に、長子さんを宮司にするよう具申した。しかし、任命されない状態が続き、八幡宮の責任役員会は5月、神社本庁からの離脱を決議。富岡さんを正式に宮司に任命することになり、9月に正式離脱した。

 そのさなか、茂永容疑者の妻、真里子容疑者の名義で、〝告発状〟という文書が神社本庁に送られたことが明らかに。茂永容疑者は離脱決議について、「けしからん」などと誹謗する電話を長子さんに何度もかけていたという。このため、八幡宮の代理人を務める弁護士が、7月10日付で茂永容疑者に警告書を送付。嫌がらせは収まっていた。

 長子さんも安心していたところで、凶行は前触れもなく起きたのか。

(本誌・亀井洋志)

週刊朝日  2017年12月22日号


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