富岡八幡宮殺人 チャンバラ好きの弟が日本刀で宮司の姉の首を斬った本当の動機 (1/4) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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富岡八幡宮殺人 チャンバラ好きの弟が日本刀で宮司の姉の首を斬った本当の動機

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富岡茂永容疑者=1991年撮影の富岡八幡宮パンフレットより

富岡茂永容疑者=1991年撮影の富岡八幡宮パンフレットより

 東京都江東区の富岡八幡宮で宮司の富岡長子さん(58)が弟の富岡茂永容疑者(56)から日本刀で斬りつけられ、殺害された事件で12月9日、同八幡宮の代理人を務める佐藤歳二弁護士が会見を行った。

 【写真】殺害された富岡長子さんと現場周辺

 佐藤弁護士は冒頭、八幡宮の役員・総代・職員一同による談話をこう読み上げた。

「本年、長年の懸案事項であった宮司不在の状況をようやく解消し、富岡八幡宮一同、新たな一歩を踏み出した直後にこのような事件が起きたことも併せると、故人の無念さはいかばかりかと想わざるを得ません」

 今年9月、富岡八幡宮は全国の神社を包括する団体「神社本庁」を離脱している。八幡宮は、3度にわたって長子さんを宮司にするよう具申したが、神社本庁は任命しない状態が続いてきたからだ。

 単一の宗教法人となった八幡宮で、長子さんは正式に宮司に就任した。だが、この離脱騒動が今回の事件に暗い影を落したようだ。

 姉の長子さんと自身の妻、真里子容疑者(49)を刺殺後、自ら命を絶った茂永容疑者。

 彼が八幡宮の宮司に就いたのは1995年3月で、先代の父、興永氏(故人)が体調を崩したためだったが、女性問題や金銭トラブルが絶えず、2001年に辞任に追い込まれる。宮司には父・興永氏が再任された。

「茂永氏には退職金が支払われ、退任後も富岡家が経済支援をすることになった。茂永氏は神社、富岡家、責任役員、総代に迷惑を掛けたことを詫び、今後、一切迷惑を掛けないことを約束した。万一、約束に違反した場合は、経済的援助をストップされても止むを得ないこととされた」(佐藤弁護士)

 だが、06年ころから父、興永氏を脅迫するようなハガキや文書を送りつけるようになる。〈殺してやる〉〈積年の恨み〉〈必ず今年中に決着をつけてやる〉などと書き込んだ。

「お父さん(興永氏)からの告訴という形ではまずいということで、長子さんが警察署に被害届を出した。このため、長子さんが茂永氏の非難の対象にされることになった。長子さんの説明では、茂永氏は裁判で罰金が科され、半径200メートル以内の接近を禁じられたと聞いている」(同前)



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