米国のヘイリー国連大使も世界各国に北朝鮮との関係を遮断することを求めた。

 軍事的なプレッシャーとして、すでに米国は空母3隻を日本海に投入しているが、12月4日から最新鋭ステルス戦闘機F22など約230機を展開して米韓合同軍事演習を実施する。

 コリア・レポート編集長の辺真一氏は「戦争へのカウントダウンが始まった」と警告する。

「国際包囲網を張って兵糧攻めにしながら軍事プレッシャーをかけて、北朝鮮をギブアップさせようとしています。しかし、北朝鮮が白旗を揚げない限りは戦争になります。これまでの経過を考えると、北朝鮮の側から折れるということはあり得ないでしょう。金正恩氏はトランプ氏のことを『狂った老いぼれ』と呼んでいる。とても理性的とは思えません。もう落としどころは見つかりません。アメリカが先制攻撃を仕掛ければ、北朝鮮は核攻撃で報復に出ます」

 11月下旬、ヨーロッパのシンクタンク・欧州外交評議会(ECFR)が、北朝鮮の核攻撃の標的リストを公表。米国のマンハッタンやグアム、韓国のソウルのほか、日本では東京、大阪、横浜、名古屋、京都の5都市が含まれたという。

 辺氏が続ける。

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