「じくじたる思いがある。極めて残念な結果だ」

 小池代表の責任のあり方や自身の今後の活動については、選挙結果を受けてこれから協議するとした。

 若狭氏は選挙戦で古巣の自民党について「しがらみ政治」などとして改革の必要性を訴えた。

 だが、今年6月の東京都議選の時とは打って変わって小池氏への追い風は吹かず、有権者の反応は最後まで鈍かった。民進の"リベラル派"を排除したことへの反発も直撃し、思うように支持を広げられなかった。

 若狭氏は元検事で、東京地検公安部長などを務めた。その後は弁護士となり、テレビのコメンテーターとしても活躍。

 2014年に衆院比例東京ブロックで自民から立候補して初当選し、16年の補欠選挙では東京10区から出て議席を得ていた。

 東京都議選で小池氏が率いる地域政党「都民ファーストの会」を支援するためとして、今年7月に自民を離党。今年9月には小池氏の後押しをうけ、政治塾を開くなど、希望の党設立に深く関わっていた。(本誌 多田敏男)

週刊朝日 オンライン限定