松雪泰子 「自分を“ヘンなのかも”って思ったこともあったけれど…」 (2/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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松雪泰子 「自分を“ヘンなのかも”って思ったこともあったけれど…」

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松雪泰子(まつゆき・ゆすこ)/1972年生まれ。佐賀県出身。91年女優デビュー。主な舞台出演作に「夜叉ケ池」「キャバレー」「冒した者」「キレイー神様と待ち合わせした女ー」「るつぼ」「髑髏城の七人Season鳥」。公開待機映画に「鋼の錬金術師」(撮影/今村拓馬)

松雪泰子(まつゆき・ゆすこ)/1972年生まれ。佐賀県出身。91年女優デビュー。主な舞台出演作に「夜叉ケ池」「キャバレー」「冒した者」「キレイー神様と待ち合わせした女ー」「るつぼ」「髑髏城の七人Season鳥」。公開待機映画に「鋼の錬金術師」(撮影/今村拓馬)

 芝居は、自分の身体を通して表現していくもの。だから、作品のことをちゃんと理解し、咀嚼してからでないと、スムーズに身体が動いてくれないのだそう。

「本当は南の島でゆっくりしていたいタイプなんですけど(笑)、あれこれ考察しながら、作品と格闘することが嫌いではないんでしょうね。それに、人生でも仕事でも、苦難を乗り越えたり、手放したりした経験って、あとでだいたい表現の糧になったりする。いいことも悪いことも、一切の経験がムダにならないのは、俳優の特権かもしれないですね(笑)」

 新しい仕事と出会うタイミングにも、意味があると思っている。もしこの作品に、20代のときに出会っていたら、今ほど深いところまで掘り下げられたかどうか怪しいのだとか。

「36歳のとき自ら死を選んだネリーは、自分の人生を賭して、私たちに問いかけているのかもしれない、なんて思います。“あなたは、どう生きるの?”と。でも、私自身はこれ、男性にこそ観てほしい舞台です(笑)」

 女優は女優でも、舞台女優としての面白さはどこにあるのか。そう質問すると、彼女は笑ってこう言った。

「舞台は、一度ステージに立ってしまえば、あとは表現者である俳優に委ねられるものだから」(取材・文/菊地陽子)

週刊朝日 2017年10月27日号


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