誰もがうらやむプルンプルンの保湿肌(c)朝日新聞社
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 女優石田ゆり子(48)の人気がうなぎのぼりだ。デビュー30年を迎えたベテランだが、昨年の人気ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」(TBS系)では軽快にダンスを踊り、アラフィフとは思えない可憐(かれん)さが反響を呼んだ。最近では缶コーヒーのCMで、「ありがとう、おつかれさまっ。」と語りかける石田に、心をわしづかみにされる男性が続出している。

 特にその人気ぶりがうかがえるのが、約120万人のフォロワー数を誇る石田のインスタグラム。何げない日常や、犬やの写真など、凝った写真を載せているわけではないのだが……。幅広く支持される理由を、美容ジャーナリストの永富千晴さんが解説する。

「(インスタでは)男性も女性も一緒に写っていて、交友関係は自然だし、目をつぶってしまったような写真もあって、気取っているところがないんです。45歳以上の女性は、若作りしてるとか、おばさんだなとか、さまざまに見られる世代です。ナチュラルで自然体な石田さんは、憧れの存在として認識されているのではないでしょうか」

 永富さんによれば、女性は48歳を超えたあたりからホルモンバランスが変わってくるという。自然体に見える石田も、陰では美に対する努力を重ねているはず、と続ける。

「20代から印象の変わらないナチュラルな美しさを維持するのは難しく、女優さんの間でも憧れている方は多いとヘアメイクの現場でも耳にします。私たちがついおざなりにしてしまいがちな習慣やお手入れなどをきちんと心がけているがゆえの差だと思います」

 なぜ結婚しないのか、というミステリアスさも魅力だが、男性の支持を集める理由はほかにもあるようだ。

「日なたぼっこのような肩ひじ張らない安心感と、隣でラーメンをすすってくれそうな親近感が男性の心をつかむんでしょうね」

“奇跡の48歳”に癒やしてもらいたい男性は記者だけではない!?(本誌・多田敏男、太田サトル、秦正理/柳原三佳、佐々木亨、黒田朔)

週刊朝日 2017年10月27日号

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