偏食家、男より歯切れのいい女、ヘラヘラ…! 春風亭一之輔が期待する真打ち3人 (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

AERA dot.

偏食家、男より歯切れのいい女、ヘラヘラ…! 春風亭一之輔が期待する真打ち3人

連載「ああ、それ私よく知ってます。」

このエントリーをはてなブックマークに追加
1日から3名の新しい真打ちが誕生します(※写真はイメージ)

1日から3名の新しい真打ちが誕生します(※写真はイメージ)

 落語家・春風亭一之輔氏が週刊朝日で連載中のコラム「ああ、それ私よく知ってます。」。今週のお題は、「昇進」。

*  *  *
 21日から3名の新しい真打ちが誕生します。みな私と同時期に前座修業をした仲間。今回はそのお三方を紹介したいと思います。

 まず三木男改め五代目・桂三木助さん。あの『芝浜』を十八番にした名人三代目・三木助の孫で、四代目の甥。趣味はモデルガン収集とアップルパイを焼くこと……という不思議な彼ですが、物腰の柔らかい穏やかな、そして芸に真面目な男です。

 真面目なんですが、大変な偏食家で「なまもの」が食べられません。

「おい、五代目! そんなことでお家芸の『芝浜』ができるのか!? 主人公は魚屋だぞっ!!」と思わなくもありませんが、一生懸命に取り組んでいます。独演会のゲストによんでもらった時、袖で聴いた『芝浜』。真っ直ぐな熱演で良かったです。いや、ホント。

 頑張れー、三木助ー。立派になって俺に仕事いっぱいくれー。頼むー。

 次に柳亭こみちさん。2人のお子さんを抱えるこみちさんはママさん真打ち。一人はまだ乳飲み子です。彼女、よく楽屋の片隅で搾乳しています。お乳を出しきってスッキリするからでしょうか。彼女の落語はそこらの男の噺家よりよほど歯切れがいいのです。女性が男を演じる違和感を、全く感じさせません。

 唄も踊りもうまいし、華やかな芸風で同性のお客さんからの人気も大!

 ご主人は漫才師の宮田昇さん。漫才師と噺家の夫婦というのも珍しい。将来は2人のお子さんに芸を仕込んで、一家で営業に回るのでしょうか。仕事場にかみさんがいるのもキツいでしょうが、頑張れ旦那さん!!


トップにもどる 週刊朝日記事一覧

続きを読む

関連記事関連記事

このエントリーをはてなブックマークに追加
あわせて読みたい あわせて読みたい