「彼は高校時代は優等生で、音楽部に所属していました。服装は派手さはなく、清潔感があり、話し方もきちんとしていました。ただ、真面目な割に、当時からまわりには女の子が多く、チャラチャラしたイメージでした。モテたと思いますよ。でも、まさかこんな騒動を起こすとは」

 歯科医師として働きつつ、市議3期目。元歌姫を口説き落とせるほど、話術にも長けているようだ。

 一方の今井氏は、「一線を越えてはいない」という弁明の言葉が、それで通るのかという巷の議論に拍車をかけ、騒動をいっそう大きくする格好となった。

 自民党の官僚経験者は残念そうに言った。

「大臣政務官か、党の女性局長などの要職につけるつもりだったんですが。ぽしゃってしまいました」

 SPEEDの解散から17年。解散以来の衝撃を与えた今回の騒動は、スピード解決を願うばかりだ。(本誌・上田耕司)

週刊朝日 2017年8月11日号

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上田耕司

上田耕司

福井県出身。大学を卒業後、ファッション業界で記者デビュー。20代後半から大手出版社の雑誌に転身。学年誌から週刊誌、飲食・旅行に至るまで幅広い分野の編集部を経験。その後、いくつかの出版社勤務を経て、現職。

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