「まず都議選で勝てるかどうか。圧勝できなかったら小池さんの思う都政運営できず、国政もへったくれもない。(国政進出の)期待は大きいと思いますが、五輪まではきちっと都政をやっていくということだと思います。国政にいくとしたらその後でしょう」

 一方、引退を表明して立候補しなかった“都議会のドン”こと内田茂都議は、地元・千代田区の路上で、後継者として選んだ27歳の女性候補の応援演説に立った。

 そのファッションは候補者とお揃いの、ド派手な黄色いポロシャツ。「百合子グリーン」に対抗して「内田イエロー」ということなのかもしれないが、スダンドプレーを嫌う内田氏にしては珍しい。司会の自民区議も、

「僕らも朝ビックリしましたよ。黄色いシャツで来ちゃったんですから。『どうしちゃったんですか、先生!』って言ったくらいですよ。そのくらい今回の選挙、力が入っているようでございます」

 と、すかさずネタにした。選挙カーの上でマイクを握った内田氏は、

「小池知事のやろうとしていることは、(都政の)二元代表制を一元にしようということであるわけでございますから、地方自治をやってきた我々にとっては到底、容認できない話であるわけでございます」

 と、小池都政を真っ向から批判。“黄色いドン”の反転攻勢は、どんな結果を呼ぶのだろうか。(本誌・小泉耕平)

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