横山剣 “未知の領域”を進んでる!? CKB結成20年 (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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横山剣 “未知の領域”を進んでる!? CKB結成20年

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横山剣(よこやま・けん)/1960年生まれ。神奈川県横浜市出身。81年クールスRCのヴォーカル&コンポーザーとしてデビュー。97年クレイジーケンバンドを発足。CKB結成20周年記念アルバム ALL TIME BEST “愛の世界”が8月2日発売(撮影/加藤夏子)

横山剣(よこやま・けん)/1960年生まれ。神奈川県横浜市出身。81年クールスRCのヴォーカル&コンポーザーとしてデビュー。97年クレイジーケンバンドを発足。CKB結成20周年記念アルバム ALL TIME BEST “愛の世界”が8月2日発売(撮影/加藤夏子)

 脳内に湧いたメロディーを、ピアノで探り当てながら、カセットテープに録音する。横山剣さんがそんな我流の作曲法を体得したのは、小学校5年生のときだった。思い描いた将来の夢は、レーサーで作曲家。1981年にクールスRCのコンポーザー兼ヴォーカルとしてデビューし、いくつものバンド、ソロ活動を経て辿り着いたクレイジーケンバンド(以下CKB)が今年、結成から20周年を迎える。

「3年ほど前に、僕らの代表曲の一つである『漢江(ハンガン)ツイスト』をモチーフにした映画を作らないかというお話をいただいて、僕としては、楽曲が幸せな形でアウトプットできるなら、何でもやろうと。演技に自信はなかったんですが、本人役なら、グループサウンズ全盛時代、ザ・ジャガーズやザ・スパイダースがやっていたので、虚実入り交じる感じで、面白くやれるかもと思ったんです」

 CKBのメンバー全員が本人役で出演した映画「イイネ! イイネ!  イイネ!」は、横浜を舞台にした男たちの友情物語で、「漢江ツイスト」だけでなく、やはりCKBの代表曲である「生きる。」が、作品のエンターテインメント性を高めると同時に、深いメッセージを刻んでいく。

「『漢江~』を作ったとき、最初に浮かんだ映像があったんです。夕暮れ時、漢江でツイストを踊っている男の後ろを、電車が横切っていく。ただそれだけの映像だけれど、僕にとってはその映像が、強烈な孤独感の象徴に思えた。昔観た韓国映画にそんなシーンがあって、過呼吸になるくらい寂しかった。だから、どうしてもその映像は入れたくて、最初に監督にリクエストしました」

 それ以外にも、剣さんは主役のキャラクターに関して自身の意向を伝えている。無類の寅さん好きのため、寅さんっぽい憎めないタイプの男が恋をして、でもその恋は実らないこと。濡れ場をやらない寅さんに倣い、剣さんも濡れ場は厳禁とした。もうひとつ、幼なじみたちの友情物語という設定は、大好きな韓国映画の「友へ チング」へのオマージュである。


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