野村萬斎が新解釈で挑む! 昭和戯曲の金字塔「子午線の祀り」の魅力 (2/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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野村萬斎が新解釈で挑む! 昭和戯曲の金字塔「子午線の祀り」の魅力

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野村萬斎(のむら・まんさい)/1966年生まれ。東京都出身。狂言師。人間国宝・野村万作の長男。重要無形文化財総合指定者。構成・演出・出演した「敦ー山月記・名人伝ー」では、朝日舞台芸術賞、紀伊國屋演劇賞を受賞。主演映画「花戦さ」が公開中(撮影/植田真紗美)

野村萬斎(のむら・まんさい)/1966年生まれ。東京都出身。狂言師。人間国宝・野村万作の長男。重要無形文化財総合指定者。構成・演出・出演した「敦ー山月記・名人伝ー」では、朝日舞台芸術賞、紀伊國屋演劇賞を受賞。主演映画「花戦さ」が公開中(撮影/植田真紗美)

 なぜ、この戯曲が“昭和最大”と呼ばれるのか。なぜ、繰り返し上演されるのか。理由は明確だ。萬斎さんの創作における最大のテーマでもあり、シェイクスピア劇やギリシャ悲劇にも通じる“宇宙観”“運命論”が独自の手法で描かれているからだ。

「この世で一番の謎は、宇宙であり、人間という存在そのものかもしれない。それは演劇の普遍的なテーマで、『子午線~』の場合は、そこに、日本人的な死生観から来る“無常観”が加わります。とはいえ、やはり今、この時代に上演する限り、内容のアップデートは不可避でした。ですから今回は、“再演”ではなく、新解釈で臨みます。昭和最大の戯曲の21世紀版になってくれれば(笑)」

 客席に居ながらにして、時空を超え、まるで宇宙の中にいるような、そんな空間を目指すという。

週刊朝日 2017年6月23日号


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