「調子に乗りすぎ」武田双雲をたしなめる唯一の存在は妻 (1/3) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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「調子に乗りすぎ」武田双雲をたしなめる唯一の存在は妻

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週刊朝日#夫婦

"武田双雲(たけだ・そううん)/1975年、熊本県生まれ。3歳から書家の母・武田双葉に師事。東京理科大学理工学部卒業後、NTTに入社。2000年に退職し、書道家として独自の創作活動で注目を集める。NHK大河ドラマ「天地人」など数多くの題字、ロゴを手がけ、世界中でパフォーマンス書道を行っている。日本テレビ系「世界一受けたい授業」など様々なメディアに出演。書道教室「ふたばの森」を主宰し、約300人の門下生に指導を行っている。『むなしさの正体』(朝日新聞出版)など著書多数
武田玲子(たけだ・れいこ)/1976年、神奈川県生まれ。慶応義塾大学文学部卒業後、98年にNTTに入社。2002年にIT企業に転職し、03年に結婚。05年の長男出産を機に退職し、12年まで夫のマネジメントを担当。現在3人の子育てをしながら、16年12月に夫がオープンした、オーガニックカフェギャラリー「地球」(神奈川県藤沢市)の運営に尽力している(撮影/写真部・長谷川唯)"

 人気書道家として活躍する武田双雲さんも、NTTを辞め独立したばかりのころは、仕事もなく苦労したそう。そんな時代を支えていたのが妻・玲子さんだ。

※「武田双雲 NTTを辞めて書道家になった理由」よりつづく

*  *  *
――03年に結婚。夫は妻の意外な面を知ったという。

夫:結婚するまで、玲子は僕についてきてくれるタイプだと思ってた。でも違った。

妻:そう?(笑)

夫:びっくりしましたよ。「こんなにハッキリと意見を言う人なんだ!」って。まず彼女はプレゼントを断固として受け取らない。結婚10周年に「記念だから何か買わせてよ」とデパートに連れていっても、買わせてくれない(笑)。

妻:物は必要ないから。

夫:「買いなよ」「いらない」と1時間くらいやり合ってたら、人だかりができちゃって。結局、6千円くらいのネックレスを、なんとか受け取ってもらった。

妻:大学時代はフェラガモの靴を履いたりしてたんですけどね。いつからそうなったんだろう。

夫:僕が独立して、お金がなかった時代のトラウマじゃない?

妻:そうかも(笑)。確かに「気難しい人より、このくらいおおらかな人のほうがいいかな」と思って結婚した。でも一緒に暮らすとやっぱり大変。

夫:僕、なんでも思い付きでやるからねえ。

妻:朝起きたら、新築の家の襖に書が書いてあったことも。

夫:どうしても書きたくなって夜中の2時に書いちゃった。

妻:「何、これ!!」って。壁とか階段にも勝手に落書きするし……。

夫:新婚のころ、ベルギーでの仕事に玲子もスタッフとして同行した。最初は「新婚旅行みたいだね」なんて言ってたけど、僕が興奮してすぐに迷子になるから、玲子はカンカンで。

妻:主人は集団行動がまったくダメ。あれは成田離婚レベルでしたね。

――夫は09年にNHK大河ドラマ「天地人」の題字を担当。書の世界に親しみをもたらし、その人気はますます高まっていく。だが多忙を極めた11年、ついに体が悲鳴を上げた。


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