「景気にプラス」“伝説のディーラー”がマイナス金利批判に反論 (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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「景気にプラス」“伝説のディーラー”がマイナス金利批判に反論

連載「虎穴に入らずんばフジマキに聞け」

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週刊朝日
マイナス金利政策導入から1年がたつ。図は導入時に作成しており、図中の「16日」は2016年2月16日 (c)朝日新聞社

マイナス金利政策導入から1年がたつ。図は導入時に作成しており、図中の「16日」は2016年2月16日 (c)朝日新聞社

 批判の多いマイナス金利政策。しかし、そのマイナス金利政策を強く主張していた“伝説のディーラー”藤巻健史氏は、その批判に真っ向から反論する。

*  *  *
「ディーリングルームに入ると、フジマキは目の色が変わる」「死んだら、棺桶のふたの裏側に、情報端末機器を貼りつけてあげる」

 モルガン銀行時代に言われたことだ。リスクテーカーとしては珍しく、自らの市場分析を世界に発信した。相場で負けている時、フラストレーションのはけ口として「俺が正しい。マーケットが間違っている!」と言いたかったから。

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 世間ではマイナス金利政策の評判が悪い。しかし、恐らく世界で最も早く最も強くマイナス金利政策を主張してきたであろう立場として、反論したい。

 自慢げで申し訳ないが、私はモルガン時代に市場分析を発信していたせいか、国内よりも海外でよく評価された。そのためか、世界の金融界で権威ある雑誌「International Economy」から、今も寄稿依頼が来る。

 先日は「どんな新しい政策手段が中央銀行に必要か」というテーマだった。チリ中央銀行元総裁、オーストリア元財務大臣、米元労働長官、ハーバード大など著名大学の教授陣らとともに載せて頂いた。

 マイナス金利政策の正当性を主張した主な内容は、以下の通りだ。

 中央銀行が新しい手段を追求する必要はない。効率的で強力で、副作用もないと証明されている伝統的金融政策に固執すればよい。


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