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知花くららも納得!「つまらない短歌もよむ」ことの大切さ

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週刊朝日

駄作を恐れず、たくさんの俳句をつくることが大切である「朝日歌壇」の選者・永田和宏氏は指摘する (※写真はイメージ)

駄作を恐れず、たくさんの俳句をつくることが大切である「朝日歌壇」の選者・永田和宏氏は指摘する (※写真はイメージ)

 モデルの知花(ちばな)くららさんが、「朝日歌壇」の選者である永田和宏先生に短歌を詠む秘訣を聞く本誌連載『知花くららの「教えて!永田先生」』。今回は近代短歌の歌人について尋ね、つまらない歌もよむ(読む/詠む)ことの大切さを教わった。

*  *  *
知花:今日は先生が考える、知っておいたほうがいい近代短歌の歌人を教えてください。

永田:う~ん……。僕ね、近代以降に作られた歌の中から、歌を作らない人でも知っておいてほしい100首を選んだ『近代秀歌』という本を出しているんです。

知花:じゃん!(と、本を取り出す)。もちろん、読んで勉強していますよ。

永田:ありがとう(笑)。そんな僕が言うのもアレだけど、こういうアンソロジーはあくまで第1段階のとっかかりに過ぎない。知識として歌人の代表歌を広く浅く知ったあとは、ぜひ好きな歌人を見つけて深く知ってほしいと思いますね。歌は代表歌に惚れるんじゃなくて、それを作った人に惚れることが大事だから。

知花:ほうほう。

永田:もっと知りたいと思う歌人が見つかったら第2段階として歌集を読んで、歌人の人生も知ってほしい。どういう体験を経て作られた歌なのか、人生のどのあたりで作られた歌なのか、それがわかると歌の広がりが全然違ってくる。

知花:そうか。与謝野晶子の歌も、鉄幹と山川登美子との三人模様を知っているのといないのとでは、まるで味わいが違いますもんね。

永田:そうそう。歌人は一人で生きているわけじゃない。同世代を生きた別の歌人からも影響を受けるし、縦や横のつながりも意識しながら読むと、ずいぶん面白くなると思います。


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