東尾修 西武ドラ1の今井達也に期待「あとは球団がどう育成していくか」 (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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東尾修 西武ドラ1の今井達也に期待「あとは球団がどう育成していくか」

連載「ときどきビーンボール」

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週刊朝日#東尾修
西武にドラフト1位で指名された今井達也投手(作新学院高)=10月20日 (c)朝日新聞社

西武にドラフト1位で指名された今井達也投手(作新学院高)=10月20日 (c)朝日新聞社

 西武ライオンズの元エースで監督経験もある東尾修氏は、先日行われたプロ野球ドラフト会議で西武ライオンズに1位指名された作新学院高の今井達也投手に期待を寄せる。

*  *  *
 10月20日にドラフト会議が行われた。創価大の田中正義投手の5球団指名は前評判通りで驚かなかったが、桜美林大の佐々木千隼投手は1位指名はなく、外れ1位で5球団が競合した。こちらが意外だった。

 各球団の近年のドラフト会議の指名の決め方を象徴していた結果といえるだろう。多くの球団が当日のドラフト会議直前までスカウト会議を重ね、1位指名候補数人のうちの誰に行くかを決める。そこには他球団の票読み予想も入る。多くの球団によるクジではなく、一本釣りを狙いたい──。今回、田中と佐々木の競合を避け、高校生を指名した球団は一本釣りに成功したし、佐々木を回避すると予測できた球団があれば、一本釣りできた。

 昔は、一本釣りのために様々な手を尽くしたといわれる。例えば西武が1986年のドラフト1位で指名した森山良二(現楽天投手コーチ)。森山はONOフーヅという会社所属でそこには野球部がない。そんなチームの選手を1位指名するのだから、何か裏があると思うのが当然だろう。私は当時、現役の投手で詳しいことは知らなかったが、知人にグラブがほしいと言われて渡し、転々として最後に森山の手に渡っていたことを後で知った。今は昔の懐かしい思い出だ。裏金が問題となって、今では公平な形でのドラフトとなっているが、その分、純粋にほしい選手をどんな手を使ってでも獲得するという熱意は表に見えなくなっている。


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