移転近づく築地市場で見えた、小池百合子都知事の別の顔 (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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移転近づく築地市場で見えた、小池百合子都知事の別の顔

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移転延期に含みも?

移転延期に含みも?

 決断の時が迫っている。

 東京都の小池百合子知事(64)は8月16日、11月に移転が予定されている築地市場(東京都中央区)と、豊洲新市場(同江東区)を視察した。

 移転をめぐっては、新市場の機能や、東京ガスの工場だったころの土壌汚染などを不安視する声が後を絶たない。水産仲卸業者の過半数が延期を求める署名に応じる事態となっている。

 小池知事は選挙中、移転について「一歩立ち止まって考える」と語り、「安全性の確認について皆様に情報開示をして、皆様が納得できるデュープロセス(適正な手続き)を経なければならない」と熱弁していたが、この日の視察は少し様子が違った。

 築地の視察では建物の屋上から市場全体を眺める場面を報道陣に撮らせたものの、市場内を歩いて関係者の説明を受ける部分は報道陣をシャットアウト。途中、移転に反対する有志団体のメンバーで、マグロ仲卸業者の和知幹夫氏が陳情書を手渡そうと近づいたが、黒いスーツのSPが割って入って阻止する場面もあった。和知氏がこう憤る。

「選挙中に築地で演説した時はニコニコ笑顔で握手してくれたのに、今回は私を一瞥しただけで目をそらして無視。まるで女王様のような態度にコロッと変わっていて、信用できないと感じました。そもそも視察の日はお盆休みで人もおらず、電気も消えた市場内をたった10分ほど歩いただけ。本気で視察する気があったとは思えない」

 続く豊洲の視察でも、報道陣は事前に決められた数カ所の「撮影ポイント」からの取材しか許されず、担当者と小池知事の会話も聞こえなかった。情報開示はどこへ行ったのか。


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