■青森県 つゆ焼きそば


「居酒屋 跳人 神田本店」黒石つゆ焼そば800円は夜だけのメニュー
ソース焼きそばが、つゆの中に入っている! 1950年代、中高生相手に焼きそばを出していた店が、冬の時期に暖まってほしいと始めたといわれる。地元の黒石市でも廃れた時期があったが、B級グルメブームにあやかり復活。蕎麦屋はつゆ、中華料理屋は中華スープの中に入れて提供する。
住所:東京都千代田区鍛冶町2-2-9 第2登栄ビルB1/営業時間:11:30~13:45、17:00~24:00/定休日:日曜・祝日

■滋賀県 焼鯖そうめん
「近江や Wabisuke」焼鯖そうめん691円
甘辛く炊いた鯖とそうめんをセットにして大皿で供するのは、湖北地方(琵琶湖の北東)に古くから伝わる習慣。長浜城主だった秀吉も食べたといわれるほどだ。同地では他に、焼きそばにミートソースをかけたイタリアン焼きそば(本場は新潟県)も数十年にわたり愛されている。
住所:東京都渋谷区宇田川町13-9 KN渋谷2ビル4F/営業時間:17:30~24:00L.O./定休日:日曜・祝日

■山口県 瓦そば
「別邸 福の花」瓦そば929円。昼はいくらメシ、コロッケとのセットで1000円
熱した瓦の上に、茶そばと牛肉、錦糸卵、薬味がのっている。川棚温泉(下関市)の宿が、西南戦争の野戦時に瓦を使って肉や野菜を焼いて食べたことを参考に考案したという。呑みながら食べる人も多い。なるほど瓦に接している部分は香ばしく歯ごたえもあり、酒のアテとしても魅力十分。
住所:東京都港区浜松町2-2-6 大塚ビルB1~2F/営業時間:11:30~14:00L.O.、17:00~23:15L.O.(土曜は夜のみ)/定休日:日曜・祝日

週刊朝日 2016年6月17日号