フリーの作家はどこか過剰? 直木賞作家が語るお金がなくなってしまう理由とは (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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フリーの作家はどこか過剰? 直木賞作家が語るお金がなくなってしまう理由とは

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週刊朝日
青山文平さん(撮影/写真部・堀内慶太郎)

青山文平さん(撮影/写真部・堀内慶太郎)

林真理子さん(撮影/写真部・堀内慶太郎)

林真理子さん(撮影/写真部・堀内慶太郎)

つまをめとらば

青山文平著

978-4163902920

amazonamazon.co.jp

『つまをめとらば』で、史上2番目の直木賞高齢受賞となった青山文平さん。選考委員の林真理子さんも「女たちの魅力的なことといったらどうだろう」と絶賛。林さんが対談で、「手練」なのではと突っ込むと……。

*  *  *
林:青山さんは男と女のことを書くのがすごくお上手で。受賞作の『つまをめとらば』もそうですし、『鬼はもとより』に出てくる主人公の女性観とか、素晴らしいフレーズがいっぱいあって、今の男の人に読ませてやりたいですよ。「一度口説いた女は、どんなことがあっても最後まで責任を持て」とか、よほどの手練れじゃなきゃこんな言葉は書けないなと思って。

青山:アハハハ、ぜんぜんそんなことないです。女性だけじゃないですが、わかろうとして接しているかどうかだと思うんです。たとえば何十年とそこに住んでいても、その街のことを知っているわけじゃないんですよね。仕事で北海道に行ったとき、「今夜は地元の人に教えてもらったおいしい店に行きましょう」なんて言われてついていったら、とんでもなかったんですよ。地元で何十年暮らしたところで、食い物に興味がなかったらうまい店なんて知らないですよね。人間も同じだと思うんです。

林:なるほど。私、一昨日までニューヨークにいたんですが……。

青山:それは仕事で?

林:いえ、友達と渡辺謙さんの「王様と私」を見に。私もモルモットだから、そういうものにお金使うんです。一緒に行ったファッションエディターの人が、「これは日本では売ってない形だから」とか言って、コンバースの靴を5足買うんですよ。でも私にはどこが違うのかまったくわからないんです。知ろうとしてないから。でもさわりだけは知りたいと思って、いつもいろんなことに首を突っ込んでいるんです。青山さんは、何か趣味はおありですか。

青山:前は自転車だったんです。ロードバイクですね。

林:へえー、意外。将棋とか、そんな雰囲気がありますけど(笑)。


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