元コピーライターの直木賞作家が“勘違いの時代”を語る (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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元コピーライターの直木賞作家が“勘違いの時代”を語る

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青山文平さん(左)と林真理子さん(撮影/写真部・堀内慶太郎)

青山文平さん(左)と林真理子さん(撮影/写真部・堀内慶太郎)

 今年1月、『つまをめとらば』で直木賞を受賞した青山文平さん。67歳での受賞は史上2番目の高齢受賞だという。もともと出版社でコピーライターをしていたという青山さんと、前職が同じくコピーライターだったという林真理子さんが対談で、勘違いの時代について語り合った。

*  *  *
林:直木賞を受賞なさってから、取材がいっぱい来て大変でしょう?

青山:来ますけど、大変ということはないです。私はコピーライターだったものですから、「何字何行詰め」と指定されるエッセーの依頼はそれほど負荷にならないというか、むしろそのほうがラクなんです。

林:私も前職は同じですけど、最近は若い子向けのエッセーなんて、ネタがなくて困っちゃいますよ。青山さんは、歴代2番目の高齢受賞者なんですよね。最初から作家志望だったんですか。

青山
:いや全然で、小説もさほど読んでなかったんです。67歳でよく賞をくれたなと思いますね。(頭を下げて)どうもありがとうございました。

林:とんでもない、とんでもない。

青山:僕は最初に勤めた会社が経済関係の出版社で、そこで企業広告のコピーライターをやってたんです。15字何行のものから始めて4ページ6ページ企業PRもやるようになって、それで小説を書くようになったんです。

林:コピーライター志望だったんですか。

青山:いえ、コピーは文章も短いし、時間もかからないだろうと……。

林:まあ、私と全く同じ考え(笑)。


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