どうしたんだ?清志郎「ヒップホップ路線」に賛否両論/2005年2月9日のインタビューから (2/3) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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どうしたんだ?清志郎「ヒップホップ路線」に賛否両論/2005年2月9日のインタビューから

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忌野清志郎さん(写真:ベイビィズ提供)

忌野清志郎さん(写真:ベイビィズ提供)



――ご自身の発案で?
 いや、レコード会社主導で。まあ、話題づくりみたいなもんじゃないですかね(笑)。

――コラボについては?
 断る理由もないしってなノリでしたね。正直言うと、ライムスターって名前も知らなかったんですが(笑)、周囲が「とにかくすごいんだ」「DVD見てください」と。知ってました?

――いえ、今回知りました(笑)。
 ですよねえ(笑)。DVD見たら、ホントにすごいのよ。日比谷野音のライブ。すごい盛り上がっちゃってて、こういうのがひそかに進行していたんだなというのが分かったんですねえ(笑)。なんかねえ、僕と似てるところもあって。ステージングなんかで、ファン・サービスというか、お客を盛り上げる感じがね。ソウル・ショー的で、コイツら悪いヤツじゃないなって(笑)。

――それにしても、セルフカバーは例がない。よりによって、伝家の宝刀「雨あがりの夜空に」をいじるとは。選曲はご自身で?
 いや、レコード会社主導で(笑)。

――すぐにOKしたんですか?
 うん。なるべくブチ壊す方向でやった方がおもしろいかなと思って。

――ライムスターが作った音に、後から清志郎さんが歌をのせたわけですね。
 そうすね。

――彼らには注文をつけたんですか?
 まあ、ちょこっと。最初に作ってきたのがオリジナルによく似てて、なんかもっと壊しちゃった方がいいんじゃないって。そうでないと、ファンにもクソ生意気なヤツがいるからね。「オリジナルを超えてない」とか言い出すんですよ。知ったかぶりこいて。評論家ぶっちゃってね(笑)。

――ラップを歌うのは違和感がなかったですか?
 リズムが全然違いますから、なかなか難しい。俺が考えつかないような歌い方なんですよ。コイツら、なかなかすごいって思ってたんですが、彼らはそんなこと、ぜんぜん考えてないみたいなんですよ。持って生まれたリズムみたいで(笑)。そのすごさ、おもしろさを本人たちも分かっていないし、ファンのヤツらも分かってないと思うんですよね。

――これまでも坂本龍一さんをはじめ、さまざまな人とコラボしてきました。いずれも清志郎さん主導だったのですか。
 いや、ぜんぶレコード会社主導で(笑)。自分でやりたいって言ったのは……ないですね。


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