室井佑月 原発事故進まぬ復興に「国の努力は誤魔化し」 (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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室井佑月 原発事故進まぬ復興に「国の努力は誤魔化し」

連載「しがみつく女」

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今になって原発事故の真実が明らかになる現状って…(※イメージ)

今になって原発事故の真実が明らかになる現状って…(※イメージ)

 2016年3月11日、東日本大震災から5年を迎えた。室井佑月氏は、今になって原発事故の真実が明らかになる現状に呆れる。

*  *  * 
 今年の3月の11日は、2011年の3月11日と同じく金曜日だった。当日は東日本大震災の犠牲者の追悼式があった。

 あたしはラジオ番組に出ていたけど、地震発生の時間には目を瞑り黙祷を捧げた。

 そして、番組のメーンパーソナリティーの大竹まことさんと、「我々は変わらずに頑張っていこう」というようなことを話し合った。

 2011年3月11日、あたしは、変わらぬ明日というものがどんなに大切なものなのかを知った。

 それまでなにも考えず穏やかな毎日が送れていたのは、生まれた時、生まれた場所など、幾重にもラッキーな偶然が重なっただけなのかもしれない。変わらぬ明日を送るためには、そのための努力が必要なのかも。個人も国も。

 個人の変わらぬ明日を送る努力とは、毎日を精一杯生きることだったりするのだろうか。では、この国の努力とはなんだろう。

 なぜ、5年経った今でも、避難者が17万人以上もいるんだろう。

 あたしはこの国の努力が、誤魔化しというような、真逆の方向に進んでいる気がしてならない。


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