渦中の石崎徹衆議院議員 (c)朝日新聞社
渦中の石崎徹衆議院議員 (c)朝日新聞社

 4月の衆院補選を前に、自民党が選挙対策に苦しんでいる。宮崎謙介前衆院議員のゲス不倫辞職、“保育園落ちた”ブログをめぐる待機児童問題など女性票を失いかねない失態が続いたからだ。さらに、新たな火種が浮上した。

 当選2回組の石崎徹衆院議員(32、新潟1区)。今度は、「二股交際」と「秘書へのパワハラ疑惑」である。

 石崎氏は財務官僚出身。宮崎氏と同様に自民党の候補者公募を経て、地元の新潟から出馬。2012年に28歳で初当選した。自民党関係者がこう明かす。

「初当選直後から、取材を通して親密になった新潟の女性記者と交際を始め、同棲していた。一方、東京では先輩議員の秘書を務めていた女性にも猛アタック。武井咲似の美人秘書ともほどなく交際を始めた。昨年9月に秘書との交際が発覚し、党内で“二股交際”とうわさされました」

 複数の週刊誌が情報をキャッチし、石崎氏が今後の対応を同じ派閥の先輩議員に相談するまでに。だが、疑惑はこれだけではない。石崎氏の後援会関係者が小声でこう明かす。

「クールに見える石崎氏ですが、気性が激しい一面もある。仕事のミスや気に入らないことがあると、若い秘書へ携帯を投げつけたり、殴ったりなどの暴力行為が目撃されています。地元では“悪質なパワハラ”と危惧する声も出ています」

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