トマトのうまみ? 新潟のロゼワインが美味な理由 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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トマトのうまみ? 新潟のロゼワインが美味な理由

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果実味が豊かなワインに…(※イメージ)

果実味が豊かなワインに…(※イメージ)

 フード&ワインジャーナリストの鹿取(かとり)みゆきさんが、日本ワインを紹介する。今回は、新潟県新潟市の「ヴィーノ・チェラスオーロ2015(ロゼ)」。

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 新潟市西部の角田浜にあるカンティーナ・ジーオセットの瀬戸潔さんは、2014年、スチューベンというブドウ品種に出会った。

「トマトのようなうまみのある、この果汁を生かせば、個性のあるロゼワインができると思いました」と、瀬戸さんは振り返る。

 一般的にロゼワインを造る方法は三つある。一つ目は日本でも多い、黒ブドウで濃い赤ワインを造った残りの果汁を使う方法。二つ目は、黒ブドウと白ブドウを混ぜる方法。三つ目は、ロゼワインのためだけに黒ブドウを使う方法だ。

 瀬戸さんは、三つ目を選んだ。最初は果汁と果皮を一緒に発酵させ、液体がほんのり色づいた48時間ほど後に果皮を除く。果皮の成分を引き出して、やや渋みのある、しっかりした味わいに仕上げるためだ。

 ワイン名のチェラスオーロは、イタリア語の方言で「色調の濃いロゼ」の意。その名のとおり、ロゼとしては少し濃い色合いの、果実味が豊かなワインができあがった。

週刊朝日 2016年3月11日号


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