東京で食べられる“郷土鍋” 明太もつ鍋、かき土手鍋……5店をご紹介

週刊朝日#グルメ
銀座かなわかき土手鍋 3088円(撮影/写真部・大嶋千尋)
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銀座かなわかき土手鍋 3088円(撮...

 暦の上では春とはいえ、朔風がさらに強まるこの頃。だからこそ、しっぽりと鍋を囲んでみたいもの。各地の逸品郷土料理を食べてみれば、東京にいながらちょっとした旅気分も満喫できる。体はもちろん、心まで温かくなってくる。

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◇明太もつ鍋(福岡)
 耳慣れないこの鍋は、2009年3月に明太子専門店「かねふく」が築地で経営する店舗で誕生した。東京で生まれた料理が博多に「逆輸入」され、新たな郷土鍋になったという。「醤油も味噌も入れない出汁でモツを煮込み、明太子をほぐして混ぜます」(堀畑康二郎支配人)。明太子は調味料として使う贅沢さだ。

築地ふく竹/東京都中央区築地4‐2‐7/フェニックス東銀座B1/営17:00~21:30LO(土は~20:30LO)/休:日祝

◇かき土手鍋(広島)
 慶応3(1867)年、牡蠣養殖業者として広島に創業した「かなわ」。土手鍋の牡蠣も、生食用のものを供している。「牡蠣と鍋とは、別々にお出しします。お好きなタイミングで牡蠣を入れて、召し上がってください。あまり煮込まずに、ふっくらとしてきた頃合いがおすすめです」(恩田千秋店長)。

銀座かなわ/東京都中央区銀座6‐7‐7第三岩月ビルB1/営平日11:30~14:30、17:00~21:30LO、土日祝11:30~15:00、17:00~20:00LO/休:年末年始のみ

◇はりはり鍋(高知)
 「今や鯨肉は貴重ですから、いろいろな部位を楽しんでほしいです」(成宮健司店長)。鰹節の香りの強い出汁でサエズリ(舌)を煮込み、頃合いをみて薄く切った畝須(うねす。下あごから腹部)と上皮(2月29日までは赤身)をしゃぶしゃぶでいただく。

祢保希 赤坂店/東京都港区赤坂3‐11‐17/営平日11:30~14:00LO、17:00~21:30LO、土16:00~21:00LO/休:日祝

◇石狩鍋(北海道)
 石狩鍋は本来、鮭を楽しむ料理だが、「北海道の家庭では、台所にある食材をどんどん入れて作るんですよ。それに倣って、海老、帆立、つみれ、じゃがいもなどの野菜もたっぷり入れています」(佐々木昭人部長)。北海道の幸を満喫後にコシの強い太麺を入れて煮込めば、絶品海鮮味噌ラーメンの出来上がり。

石狩川/東京都新宿区西新宿1‐15‐4/第2セイコービル4F/営17:00~23:00料理LO/休:日(営業することもあり)

◇せんべい汁(青森)
 青森県八戸市周辺で人気の家庭料理。主役は、なんと南部煎餅だ。「八戸では、おつゆ煎餅という鍋用の硬めの煎餅が作られているんです」(新山真紀店長)。あっさり醤油味の出汁で煮た煎餅は溶けず、予想よりも硬めの食感だ。八戸では鮭や鯖の缶詰も入れるが、東京の店舗では鴨肉を入れ、なじみやすくしている。

わのみせ ウィング新橋店/東京都港区新橋2丁目東口地下街1号/営11:00~22:30料理LO(土日祝は~22:00料理LO)/休:元日、ビル休館日のみ

週刊朝日 2016年2月26日号

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