鶴保庸介つるほ・ようすけ/1967年生まれ。自民党参院議員(和歌山選挙区)。東大法学部卒業後、小沢一郎衆院議員秘書を経て、98年自民朗から初当選。2000年保守党、保守新党を経て、03年自民党に入党。当選3回(撮影/写真部・大嶋千尋)
鶴保庸介
つるほ・ようすけ/1967年生まれ。自民党参院議員(和歌山選挙区)。東大法学部卒業後、小沢一郎衆院議員秘書を経て、98年自民朗から初当選。2000年保守党、保守新党を経て、03年自民党に入党。当選3回
(撮影/写真部・大嶋千尋)

 相次ぐスキャンダルで悲鳴を上げる自民党。党重鎮の古賀誠氏、総裁選出馬に意欲を見せる野田聖子前総務会長、その元夫で参院幹部の鶴保庸介氏が今後の選挙について話した。司会は政治、経済、芸能、闇社会まで幅広い著述活動を展開する大下英治。

*  *  *

大下:年明けから株安円高でアベノミクスに陰りが出てきています。先生方はいかがお考えでしょうか?

古賀:アベノミクスは残念ながら失敗なのかな。まあ、これからというところもありますがね。

鶴保:私ももうちょっと長い目で見てやってほしいという立場です。次の選挙はアベノミクスの評価になると、私はずっと言ってきたんですが、株価が落ちてきてけっこう危ない。参院選がある7月までにどんどん落ちていきますから、これはちょっと危険域を超えてしまう可能性が出てきています。

大下:衆参ダブル選挙になると言われていますね。

鶴保:ダブル選挙をやらないなら、参院の方々には非常に厳しい選挙を強いることになると思う。

古賀:ダブル選挙はなかなか難しいと思うね。簡単にやるべきことでもないと思うし。

次のページ