政府からいまだ監視対象の共産党 野党結集阻む「共産アレルギー」 (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

AERA dot.

政府からいまだ監視対象の共産党 野党結集阻む「共産アレルギー」

このエントリーをはてなブックマークに追加
週刊朝日

党の理論的支柱の不破哲三氏 (c)朝日新聞社

党の理論的支柱の不破哲三氏 (c)朝日新聞社

「一強多弱」に悩む野党の中で今、最も勢いがあるのが結党94年目の老舗・日本共産党(以下、共産党)。

 昨年9月、安保法が成立した日、志位和夫委員長が「国民連合政府構想」を打ち出し、話題をさらった。今年1月には天皇が臨席する国会開会式に、党として初めて出席。「柔軟路線」のアピールにも余念がない。

 元参院議員で共産党ナンバー4の政策委員長だった筆坂秀世氏がこう語る。

「今回の提案は『共産党が損することが絶対にない』という巧妙なもの。反安保での一点共闘は安保法制に反対する人から見れば歓迎すべき話ですし、民主や維新が拒否すればそちらが批判され、共産党に票が流れる。どちらにしても、次の選挙で共産党は議席を伸ばすことになるでしょう」

 共産党に久々の追い風が吹いていることは、データからもうかがえる。98年参院選の比例区で過去最大の約819万票を集めた共産党は、民主党による政権交代への期待が高まるにつれて得票数が激減。10年参院選では約356万票と、全盛期の半分以下に落ち込んだ。ところが12年に民主党が政権から転落すると、復調傾向に。14年衆院選で600万票台まで戻したのだ。

 共産党も民主党など他党と結びつくことで、悲願の政権奪取を実現することができるのか。そこにはまだ高いハードルがある。最大のネックは、根強い「共産党アレルギー」だ。

 共産党は55年に武装闘争路線を放棄し、61年採択の綱領で、議会制民主主義による政権獲得を目指す路線を確認している。


トップにもどる 週刊朝日記事一覧

続きを読む

関連記事関連記事

このエントリーをはてなブックマークに追加