米どころ秋田の知恵 “古米”をおいしく食べる技とは? 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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米どころ秋田の知恵 “古米”をおいしく食べる技とは?

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“古米”をおいしく食べる技とは?(※イメージ)

“古米”をおいしく食べる技とは?(※イメージ)

 詩人、エッセイストの佐々木桂さんが、日本津々浦々に残る田園風景とその米を紹介する本誌連載「美し国、旨し米」。今回は、古米のおいしい食べ方について取り上げる。

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 年末に実家に帰ると、母がモチ米を出していた。「餅をつくのか」と聞くと、米(うるち米)に入れて一緒に炊くという。故郷・秋田は米どころなので、秋から新米を食すが、切り替えた時点で前年の米が余る。古米をおいしく食べるため、少量のモチ米を混ぜるのだ。古米とモチ米の割合は9対1にするという。

 古米特有の臭いを消し、つやと粘りを出すためには、いろいろな方法がある。80歳の父によれば、「昔は古米に困ると、よくハチミツを入れた」という。1さじぐらいならハチミツの味はしない。他にも「炭を入れて炊くと粘りが出ると同時に、古米の臭い消しにもなる」など、話はいろいろと出てくる。

 地域で他の人にも聞いてみたところ、「氷を1、2個」や、「オリーブオイル」「大根おろしの汁」「豆腐に使うにがり」をそれぞれ数滴など、各家庭で編み出した技がある。どれもおいしく炊きあがるという。

週刊朝日 2016年1月29日号


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