サブちゃん53年目の大金星 G1制した馬は元手数百万円 (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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サブちゃん53年目の大金星 G1制した馬は元手数百万円

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3分のレースで1億円以上稼いだ?(※イメージ)

3分のレースで1億円以上稼いだ?(※イメージ)

「祭りだ、祭りだ、“キタサンまつり”~」

 秋晴れの10月25日。京都競馬場に演歌の御大サブちゃんこと北島三郎(79)の歌声が響いた。

 この日の「菊花賞」(G1芝3千メートル)で、サブちゃん所有のキタサンブラック(牡3歳)が優勝し、表彰式で持ち歌「まつり」を熱唱。「今までで一番感動した」と言い、目には涙が光っていた。大勢の観客がレース後に残り、会場には祝福ムードが広がっていた。

 菊花賞の優勝賞金は1億1200万円で、付加賞は約3200万円。一般的に馬主は調教師に10%、騎手と厩務関係者に10%の成功報酬を支払う。サブちゃんは3分のレースで1億円以上稼いだことになる。

 でも実はこの馬、本命視されていなかった。血統的に長距離走に不向きで、「競馬の専門家ほど買いにくい馬」だったのだ。人気は18頭中5番目。競馬の格付けで最上位のG1レースは年22回ある。3歳馬が出走する3冠レースは皐月賞(2千メートル)、ダービー(2400メートル)、そして今回の菊花賞。キタサンブラックは皐月賞とダービーに出走し、それぞれ3着、14着で人気は落ちていた。

 だが、サブちゃんは愛馬の力と自身の目を信じた。記者会見ではこう言った。
「馬は子どものようなもので、『適性なし』とか言われるとムカ~ッとした。調子はよかったし、心臓も強い。二枚目で“スターの素質”があったんですよ」

 サブちゃんは馬主になって53年目。今まで所有した馬は中央競馬・地方競馬合わせて500頭以上。G1は12回目の挑戦だった。


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