中川郁子(ゆうこ)(農林水産政務官)1958年、新潟県生まれ。聖心女子大卒業後、中川昭一氏と結婚。83年、昭一氏が、衆院議員だった父の急死で衆院選に出馬し初当選。経産大臣などを歴任した昭一氏だが、2009年の衆院選で落選、同年死去。3年後、夫の後継として出馬し、衆院議員に=10日、門博文衆院議員とのキス写真について、衆院農水委で謝罪 (c)朝日新聞社 @@写禁
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中川郁子(ゆうこ)
(農林水産政務官)
1958年、新潟県生まれ。聖心女子大卒業後、中川昭一氏と結婚。83年、昭一氏が、衆院議員だった父の急死で衆院選に出馬し初当選。経産大臣などを歴任した昭一氏だが、2009年の衆院選で落選、同年死去。3年後、夫の後継として出馬し、衆院議員に=10日、門博文衆院議員とのキス写真について、衆院農水委で謝罪 (c)朝日新聞社 @@写禁

 門博文衆院議員とのキス写真が報道され、10日、衆院農水委で謝罪した中川郁子(ゆうこ)農林水産政務官。しかし、ファッションデザイナーのドン小西氏は、そのスーツ姿に「老け込みアピールだ」と批判する。

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 今までいろんな謝罪ファッションを見てきたけど、このパターンって珍しいと思うよ。なんせコーディネートのテーマはやつれ。過去のファッションをたどると、けっこうな派手好みなのに、この日ばかりは、クローゼットの一番地味で安っぽい服を引っ張り出してきたって感じだね。

 だいたいこの日は、お気に入りのパールのネックレスがないじゃん。夫の法要から路チュウ写真まで、いつも首に光ってたのにさ。スーツの上着も、安物ならではのおかしなシワがいっぱい。袖がこんなに長いオーダーはないから、どう考えてもそこらのツルシだよ。おまけにこの上着、襟の形や丈の長さから見ても、相当古い。オレンジのインナーと、トンがりすぎのパンプスだけが浮いてるけど、たぶん地味なのを持ってなかったんだろうね。

 ま、こんなやつれたワタシをもういじめないでと言わんばかりの格好だけど、老け込んで同情票を集めようとしても無理だって。ここはコンパクトな今どきのパンツスーツかなんかで、いい女ですみませんアピールでもしたほうが、ずっとカッコよかったのにね。

週刊朝日 2015年3月27日号