「みずほ銀行初の女性執行役員」の有馬氏 育休明けも“やめろ圧力”はなかった 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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「みずほ銀行初の女性執行役員」の有馬氏 育休明けも“やめろ圧力”はなかった

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みずほ銀行 有馬充美執行役員(52)ありま・あつみ/1962年8月11日生まれ。86年、京都大学卒業。同年、現みずほ銀行入社。みずほ証券アドバイザリーグループアドバイザリー第4部長、みずほ銀行法人企画部次長などを経て、2014年4月、執行役員コーポレートアドバイザリー部長に就任(撮影/写真部・工藤隆太郎)

みずほ銀行 有馬充美執行役員(52)
ありま・あつみ/1962年8月11日生まれ。86年、京都大学卒業。同年、現みずほ銀行入社。みずほ証券アドバイザリーグループアドバイザリー第4部長、みずほ銀行法人企画部次長などを経て、2014年4月、執行役員コーポレートアドバイザリー部長に就任(撮影/写真部・工藤隆太郎)

週刊朝日・長友佐波子編集長(撮影/写真部・工藤隆太郎)

週刊朝日・長友佐波子編集長(撮影/写真部・工藤隆太郎)

有馬さん(右)と長友編集長(撮影/写真部・工藤隆太郎)

有馬さん(右)と長友編集長(撮影/写真部・工藤隆太郎)

『週刊朝日』の長友佐波子編集長が企業で輝く女性役員にインタビューする「フロントランナー女子会」。今回はみずほ銀行初の女性執行役員に就任した、有馬充美(あつみ)執行役員です。

*  *  *
長友:御行も、第一勧業銀行、富士銀行、日本興業銀行が経営統合して誕生しました。その大変さは実感としてお感じになりますか?

有馬:そうですね。文化も違う、専門用語も違う、いわば昨日までライバルだった人たちと一緒にやりましょうというケースもありますので。そんなときは、経営者のリーダーシップがとても大事だと思います。そういう経営の大きな決断に何度も立ち会わせていただく、ダイナミックで、大変意義のある仕事をさせていただいているなと思います。

長友:ところで有馬さんは1986年、均等法施行の年に入行されたんですね。

有馬:そうなんです。入行したあとに総合職と一般職のコースができたので、入ってから「どっちを選びますか?」と言われて、「じゃあ総合職で」と(笑)。

長友:そうなんですか(笑)。入行6年目にハーバード大学のビジネススクールに留学されていますが、ビジネス上の必要性を感じて?

有馬:いえいえ、そんな大層な話じゃないんです。大学時代ESSサークルでディベートをやっていたので英語でしゃべることには多少慣れていたのと、漠然と海外に憧れがあって。そんな心構えですから、最初に海外留学の社内公募を受けたときは、面接で「君はどんな支店長になりたいか」と聞かれて答えられなくて見事に落ちました(笑)。でもそこで会社が勉強させてくれるってことは、マネジメントを学んで、将来的にそれを生かせる人材になることを期待されているんだと気づいて、2回目で行かせてもらった感じですね。

長友:留学から帰ってしばらくして証券に異動していますが、自ら希望されて?

有馬:いえ、銀行で大企業を担当する営業を3、4年したあと妊娠したんです。上司に報告したらとても驚きましたが、じゃあどうしようかと考えてくれて。営業担当が何カ月も不在になってはいけないので、育休明けで異動することになって、それが証券会社でした。

長友:総合職初の育休でしょうし、辞めろ圧力みたいなものはなかったですか。

有馬:なかったです。あとから聞いた話では、銀行だと制度を動かすのに時間がかかるけど、証券はまだできたばかりで柔軟に対応できるからと人事部や証券会社が考えてくれたようです。時短制度もなかったんですけど、友人が勤めていた外資系の会社での例を上司に話すと、同じ制度ができたり(笑)。前に道がない分、茨の道ではありましたが、新しい道ができるラッキーな面もあったと思います。

週刊朝日  2014年9月19日号より抜粋


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