坂東玉三郎「今の若手は稽古の量すら足りない」と苦言 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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坂東玉三郎「今の若手は稽古の量すら足りない」と苦言

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週刊朝日

 坂東玉三郎さんは10月、東京・歌舞伎座で中村勘三郎追善公演に出演する。後継者の勘九郎、七之助との競演は大注目だが、改めて振り返れば一昨年に勘三郎、昨年に市川團十郎と、相次いで同世代の巨星が逝去した。

「お二人が世を去られたことは、いまだにショックですね。歌舞伎を取り巻く環境がさらに厳しくなりました」

 だからこそ、厳しい言葉も。

「私なりに後進の育成には力を注いでいます。でも今の若手は稽古の量すら足りないのは事実。このままでは歌舞伎がお客様から見捨てられるという危機感をもっと共有すべきでしょう」

 取材中、思わず「奇麗ですね」と感嘆すれば、「その言葉はいつも(お世辞だと)疑っているんです」と悪戯っぽい微笑。演劇への真摯な姿勢、凛とした佇まいは硬軟自在。不世出の女形には、江戸の「意気」と「張り」が今も息づく。

週刊朝日 2014年9月19日号


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