「涼しい」は定着したが「かっこいい」は…!? クールビズの効果

週刊朝日
 ファッションデザイナーのドン小西氏が送る、著名人のファッションチェック。今回俎上にのせたのは、今月3日の閣議で登場した「かりゆし閣僚」のみなさんである。

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 しかし役者が揃ってるよ。たとえば襟が高い太田明宏国交相はニセ医者役、谷垣禎一法相は気さくな町のマッサージ師で、胸元開けすぎの麻生太郎財務・金融相は夜店で働くやんちゃなおじさん。そんな町に昭和のアイドルだった甘利明経済再生相がやってきて……。ほらね、このまま芝居の一座でもできそうじゃん。それくらい濃いキャラが集まって、クールビズっていうより暑苦しいって。

 ボタンダウンのかりゆしを選んだ安倍さんが、一番オシャレに見えるくらい、レベルの低いファッション競演だよね。おまけにみなさん、ズボンも靴も真っ黒で、楽屋で慌てて上だけ着替えてきましたと言わんばかりじゃん。

 実はあたし、2005年にクールビズという名称を付けた一人なんだけどさ。当時はこれをきっかけに、お父さんたちのオシャレ化に期待したもんだよ。たしかに涼しいほうのクールは定着したけど、要はシャツが売れて、ネクタイが売れなくなっただけ。かっこいいほうのクールは、まるで定着してないよな。この調子でラクだけ目指したら、そのうちステテコ一丁が夏のビジネスウエアに?

週刊朝日  2014年6月20日号

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