閑古鳥が鳴いているのは「47歳・初婚・大学卒・会社員」「44歳・初婚・大学卒・会社員」などである。男性も年齢が高いと、敬遠されるということか。

 次は息子の親が動き出す番だ。その途端、「25歳・次女・大学卒・会社員」「27歳・初婚・短期大学卒・幼稚園教諭」「29歳・初婚・大学卒・会社員」などの前に列ができる。息子の親は、女性の年齢をかなり気にしていることがわかる。

「多くを望みすぎると、結婚は難しいですね。条件よりも人柄で見ていかないとと言うのですが……。皆さん、親と先に会うから安心だと言います。親にとっては、家同士の釣り合いが重要なんです」(結婚相談所「マリックス」代表の升村要さん)

 親の代理婚活「ひまわり交流会」の佐野大さんは、親コンの参加者をこう見ている。

「最初は子どもに過保護な親たちだと思ったのですが、そういうわけでもない。親の年齢は60代中心ですが、70代の方も多い。ウチはネットだけの告知ですから、集まるのは高齢であってもネットから情報を得られて、裕福な層ですね。アクティブで、パワフルな人が多いのも特徴です」

週刊朝日 2014年1月24日号