だが、12年に入り、乾氏の香港赴任が決まると状況は一変したという。

「当初、乾さんは『紀香も香港についてくるんだ。夢のような生活になるよ!』とノロケていました。でも結局、12年の春ごろには破局。別れてからの乾さんの落ち込みようは半端じゃなかった」(前出の知人)

 紀香には、2度目の結婚へ踏み切れなかった「理由」があったのかもしれない。

 乾氏についてUBS証券広報部に問い合わせると、「退職したのは事実ですが、その経緯などは申し上げられません」との答えが返ってきた。

 乾氏の父親が、息子の行く末を案じて言う。

「息子はまだ香港にいて、10月半ばには一時帰国する予定。再就職先は決まっていませんが、今は“充電期間”といったところです」

 女心といい、自らの市場価値といい、アナリストにしては少々「読み違い」が多すぎるようだ。

週刊朝日  2013年10月11日号