大胆な露出とミステリアスなキャラクターで日本の男たちを「ハァハァ」させている壇蜜(32)。その魅力にジャーナリストの田原総一朗(79)が果敢に切り込んだが、その翌々日には「壇蜜に興奮!? 田原氏脱腸悪化で再入院」などの見出しがスポーツ各紙に躍った……。注目の対談で2人は、いったい何を語り合ったのか。

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田原:僕は人生において、男女の愛というのはすごく大きいと思う。僕はあるとき、不倫をやっていました。

壇蜜:あら。

田原:女房がいて、別の女性とね。向こうも亭主がいて、お互いに良くないと思っていた。でも、やっぱりあらがえないのね。愛、もっと言えばセックスについて、どう思ってる?

壇蜜:コミュニケーションとして、なくてはならないと思うのですが、セックスにはもっと広い意味があると思います。例えば挿入とか射精するだけじゃなくて、それ以外の抱き合ったりとか、そばにいて肌が触れ合うだけでも、セックスの一環という気がします。

田原:渡辺淳一さんの小説『失楽園』は、最後は心中しますよね。死に至るセックス。ああいうのはどう?

壇蜜:周りに迷惑はかかったけど、あれが私は最善の方法だと思っていました。

田原:一つのあこがれではあるわけだ。

壇蜜:そうですね。過去に「心中してもいいかな」と思う人もいました。

田原:なんでしなかったの。

壇蜜:先に、その人が私の首を絞めたんです。私が死んだら、その後のことがわからないので、やめました。

田原:あなたも絞めればよかったじゃない。

壇蜜;手が短くて、届かなかったんですよ。(笑い)

田原:それで嫌になっちゃったんだ。まだ若いから、これからいろいろあるでしょう。

壇蜜:もしかしたら心中騒動もあるかもしれない。でも、東スポしか扱ってくれない気もしますね。

田原:そんなことない、週刊朝日も扱いますよ。

壇蜜:それって私、確認できないじゃないですか。死んじゃってるんで。(笑い)

週刊朝日 2013年8月30日号